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考えられた薬のデザインパッケージ

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⇧薬パック「HELP」

「小さい薬パック「HELP」はHelp Remedies という会社の製品で、少量の薬を携帯しやすいパッケージにし、中にブリスター入りの薬が入っている。

パッケージはリサイクルペーパーをモールド加工したものを、生物分解するプラスチックのフレームに入れている。」

といった薬パックを紹介しているブログを見て

こちらのパッケージデザインにデザイナーとして興味を持ちました

 

先ず「少量の」といったところが良いと思いました。

こちらの商品は主にアメリカで販売が始まっているそうですが、アメリカでは頭痛薬などが大量にパッケージされて売っているそうです。

日本でもお薬を大量に飲んでおられる方を見ると気の毒になります。「少量の」というより「適量の」といった商品コンセプトなのでしょう。

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そして「リサイクルペーパーを加工して生物分解するプラスチックフレーム」という仕様を読んでこれからの時代やお薬パッケージのあり方をよく考えているデザインだと感心しました。

リサイクルペーパーを使用するのは地球環境に優しくて素晴らしいと思いますし、さらに「生物分解するプラスチック」ときたらそれを破棄した後に「土に帰る」ということですね。感動です!!

特にお薬を必要としている人は世界中にいますのでまかり間違うとお薬パッケージの処理がペットボトルのゴミ問題と同じように破棄するのに困ったりすることになるでしょう。

 

ですから「土に帰る」という点もデザインされたのだなーと感心しました。

 

最近ではデザインとはモノをデザインすることだけではなく「想い」や「事/コト」など目に見えない部分も配慮して考えるデザインが迫られています

だからこそデザインは世界を変える可能性があるのですね。素晴らしいです。

それではまた!!!

 

担当デザイナー:重森

Categories : デザイン
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