気づきにくいお年寄りの脱水症|経口補水液オーエスワン(OS-1)|大塚製薬工場
梅雨明けで、気温がぐんぐん上がっていますね。
夏本番に向けて、熱中症対策について勉強しませんか?
熱中症というと、屋外に長時間いるとなってしまうと思われがちですが、実は58%は室内の生活環境で起きています。
特に、コロナ禍において、マスク着用が必須なので、知らず知らずのうちに脱水症状を起こす割合が増えてしまいます。
脱水症状とはどのようなものかと言いますと、身体の血圧低下・脳血流減少により、立ちくらみ・めまいがするといった症状がでます。さらに脱水症がすすんだ場合、筋肉痛、筋肉硬直(こむら返り)が起こることがあります。これらは血液の塩分濃度低下が原因となって起こります。
特に注意してほしいのが、お年寄りと子供さんです。
お年寄りは、体内の水分量が少ないため、普段より多く汗をかくだけでも脱水症の原因となります。水分の摂取量が少ないと、食欲不振から食事量も減少してしまい、さらに脱水症を進行させてしまいます。
お年寄りの脱水症を見逃さない方法
- 痰が絡んだ咳を繰り返す水分の摂取が極端に少なくなると、痰がからみやすくなります。水分摂取により、絡んだ痰を出しやすくなります。
- 脇の下に汗をかかないお年寄りの脇の下に手をあててください。脇の下は湿っているのが普通ですが、脱水症になるとその湿り気がなくなります。
- ハンカチーフサインで確認する手の甲の皮膚をつまみ上げて脱水症をチェックする方法です。正常な状態ならすぐに戻りますが、脱水症を起こしていると、ハンカチをつまみ上げて離したようにしばらく戻りません。
小さなお子さまは、代謝が活発であるため、大人が気づかないうちにたくさんの水分を失っているときがあります。
このような症状が見られたら、出来るだけ早く小児科を受診しましょう!
- 39℃以上の熱がある
- 目が落ちくぼんでいる
- 1日6回以上の多量の下痢
- 機嫌が悪い
- 血便がある
- ぼんやりして、眠りがち
- 嘔吐が続いている
- 顔色が悪い
- 泣いても涙が出ない
- 尿量が減る。尿の色が非常に濃い
- 皮膚、口、舌が乾燥している
脱水症になってしまったら、水と電解質(特にナトリウム)を速やかに補うことが大切です。最も効果的な方法は、経口補水液を摂取することです。
経口補水液 Q&A
Q.スポーツドリンクとは何が違うのですか?
経口補水液は、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、糖濃度は低い組成となっています。
通常の水分補給であれば、スポーツドリンクでも十分ですが、下痢や嘔吐、発熱、激しい発汗、食事や水分摂取量の低下などによる脱水症には、経口補水液が適しています。
通常の水分補給 = スポーツドリンク
軽度から中等度の脱水症 = 経口補水液
いざという時は素早い対処が必要なので、市販品を「ストック」しておくと安心ですよ。小さなお子さんに飲ませる場合は、スプーンで1さじずつ飲ませるとよいです。
当薬局でも冷たく冷やしてご用意しております。
今後ともメディカルウイングスをどうぞよろしく御願い致します。😊