今回はSDGsのロゴに採用されているピクトグラムについてデザインの豆知識として書こうと思います。 もちろん医療や健康、福祉などの分野にも、ピクトグラムを採用すると良いと感じるので。 SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標があり、17の目標をどこの国でも共通してイメージできるようにそれぞれにピクトグラムでデザインされています。
世界標準のイベントやメッセージやコミュニケーションにはピクトグラムはとても有効で、国際的な会場やイベントなどのコミュニケーションには採用されることが多いです。 さて、ここでピクトグラムについてですが、ピクトグラムはもともと「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、1964年の東京オリンピック開催時に外国語によるコミュニケーションが難しい日本人と外国人の間を取り持つために開発されたのが始まりなので、日本発祥のデザインなんです。ですから今年の東京オリンピック2020でも、開会式で新しいピクトグラム50個がお披露目され、ピクトグラムのパフォーマンスが話題となっていました。もちろん同時にパラリンピックのピクトグラムもデザインされています。
話は少しそれますが、現在、日本では外国人労働者の受け入れが進んでいます。2030年には都市部のみではなく、地方各地にも多数の外国人労働者が働いていることは想像に難しくありません。そんな時にちょっとした些細なことですが、都心や地方各地のデザインにピクトグラムを採用することは良い手段ではないかと感じます。もちろん医療や健康や福祉などにもピクトグラムは有効だと思います。 今後、さらに国際化が進んでいく中で、デザイナーとして株式会社メディカルウイングスのホームページなどにもピクトグラムを取り入れていくことを考えています。 これからもHPやブログなどチェックしてもらえると嬉しいです。どうぞ宜しくお願い致します。