少し高尚な話ですが、フランスの経済学者、思想家で「世界的な知性」といわれるジャック・アタリ氏が パンデミックから学ぶ教訓を学生にメッセージした動画を拝見しました。 この内容をご紹介することで、このブログ読者の皆様の未来に役立つといいなと思いながら書きます。
彼によるとパンデミック後の世界は ============================================= 1多くの課題は世界的なものであること(世界を見据える視点が必要) 2長期的な予測が対策の基本であること(長期的な思考、予測が必要) 3他者の幸福は自分の利益になること(利他主義) 4予防的行動をとること(予防優先) ============================================= という4つが必要だと説明していました。
特に「命の経済(後述します)」の発展が不十分な分野や、成長の核となる分野の経済活動に焦点を当てることが重要だと説いていました。またこれからは健康・衛生・食糧・農業などの「命の経済(後述します)」の中核となる部分に 経営資源を集中できることが、この危機を乗り越え、生き抜くためのポイントだと説明していました。
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「命の経済」とは
健康、病院、薬品、医療機器、予防、衛生、教育、文化、民主主義、 メディア、研究、デジタル、再生可能エネルギー、住宅のエネルギー効率の向上、 安全保障、保険、非投機的金融、ロジスティクス、貿易などのことです。
また反対に 「死の経済」とは
化石燃料に関わる分野、石油ガスの生産、自動車産業、 航空機産業(化石燃料を生産する場合)、プラスチックを使う繊維業、 ファッション産業、包装や繊維、砂糖+麻薬+たばこの関連などのことです。
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以上、というわけで、「命の経済」について、ざっとご紹介しました。
「世界的な知性」といわれるジャック・アタリ氏が「健康、病院、薬品、医療機器、予防、衛生」など パンデミック以後、さらに重要な事業となっていくと話しています。そして、彼はパンデミック以後、世界的な視点と社会の長期的な予測が必要で、 他者のために生きること、課題の予防を優先することが重要だとも説明しています。 これからもみなさんが健康第一で、日々体調を優先しながら、 人生を楽しむことのできる、社会を一緒に目指していくことができれば嬉しいです。 そして、そうした生活の健康面のサポートができれば、なお嬉しいです。 今後ともメディカルウイングスをどうぞよろしく御願い致します。