
日本神話には「薬祖人」という日本に医薬を広めたとされる二柱の神がいます。 薬租とは、「薬の祖」という意味で、日本における医療と薬の祖といわれているのは、『日本書紀』や『古事記』などに記されている神様、大己貴命(おおなむじのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)です。そしてその医薬祖神(いやくそじん)を祀る神社が日本各地にあるそうです。
主な神社
* 五條天神社(東京都台東区上野公園)
* 薬祖神社(大阪府堺市堺区・菅原神社摂社)
* 少彦名神社(大阪府大阪市中央区道修町)
* 福徳の森 薬祖神社(東京都中央区日本橋室町)
* 奥の天神 (大阪府大阪市住吉区住吉)
* 生根神社(大阪府大阪市西成区玉出)
* 大洗磯前神社(茨城県東茨城郡大洗町)
* 酒列磯前神社(茨城県ひたちなか市磯崎町)
* 狭井神社・磐座神社(奈良県桜井市三輪・大神神社摂社)
* 鴨都波神社摂社神農社(奈良県御所市宮前町)
* 湯島聖堂境内神農廟(東京都文京区湯島)
三重県にも薬師如来(ヤクシニョライ)や、少彦名命(スクナヒコナノミコト)など、病気平癒・医薬の神様仏様がまつられている神社やお寺があるそうです。
* 伊勢の国 四天王寺(三重県津駅) * 敢國神社(三重県佐那具駅) * 三重縣護國神社(三重県津駅) * 桑名宗社(春日神社)(三重県西桑名駅) * 金井神社(三重県楚原駅) * 伊射波神社(三重県中之郷駅) * 彌都加伎神社(三重県柳駅) * 大福田寺(三重県西桑名駅) * 伊奈冨神社(三重県鈴鹿サーキット稲生駅) * 宇治神社(三重県五十鈴川駅) * 松阪神社(三重県松阪駅) * 加佐登神社(三重県加佐登駅) * 松尾観音寺(三重県五十鈴川駅) * 弥勒寺(三重県美旗駅) * 太江寺(三重県松下駅) * 比佐豆知神社(三重県津新町駅) * 玉三稲荷神社(三重県馬道駅) * 頭之宮四方神社(三重県大内山駅) * 鳥出神社(三重県富田駅)
そして日本には「くすりの街」として関東を代表する日本橋本町と、関西を代表する大阪道修町(どしょうまち)があります。東西どちらにも医薬品関連企業で働く人にとっては、信仰を集める薬祖神社があるので是非行ってみたいものですね。 今回は「薬の祖」のお話でした。